月末なので

あっという間。

読書した話。

最近、参考書・予備校のテキスト・電車内での中吊り・ディスプレイに表示される文字くらいしか読んでいなかったのですが、本を読ました。
国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
鈴木宗男衆議院議員田中真紀子が「二項対立」の様相を出していた頃、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた、外務省の役人、佐藤優 氏の著作。

「これは国策捜査だ」と検察官に最初に言われ、共犯で逮捕された人物が「見に覚えのない」罪を認めて保釈されるのに、自分だけ勾留が延びていき…

最初の方はロシア外交等に関する説明がされていて難儀しましたが、後半の方は結構早く読めました。
僕の興味を持った事を羅列すると、

  • 田中真紀子は結局、「国民から人気がある」だけであり、彼女が外務大臣になったために、北方領土解決の観点からいうならば、逆効果であった。(tomi註:もちろん、役に立った事があるのでしょうよ。)
  • 「外交官には・能力があってやる気がある ・能力がなくてやる気がある ・能力があってやる気がない

 ・能力がなくやる気がない なかで、一番国益につながらないのは「能力がなくてやる気がある」であると言う事。 これは一般社会にも通用するような気がした。

  • 検察官の取り調べでは、いわゆる、エリート階級の人物は、「ぷらいど」が邪魔をして、結局言いなりになるケースが多いということ。 必要以上のプライドを持ち合わせるとどうしようもないと言う事は自分自身に言い聞かせるようにする。
  • 宗男も佐藤優 氏も「お国のために」努力をした素晴らしい人なのに、結局は日本国内のしがらみにより、「不当逮捕」につながったということ。  それを週刊誌やメディアがおもしろおかしく報道し(本質を抜きにして)、国民をそれをみて「ふーん」と鵜呑みにする。 2〜3年、時間を置くと、ここまで別の見方があるのかと思うと、この国の国民を憂う
  • 憂うまえにお前の成績を憂いたほうが…

興味のない人が多いかとはおもいますが、まぁ興味のあるヒトはどうぞ。
僕は立川市立図書館で借りました。 お金があったら買っていると思いますが…

ちなみに…

こんなのもお勧めです。

野中広務 差別と権力

悪役としてほとんどが紹介している野中元官房長官にかんする話。

こう見ると…

僕はなんでこんな政治系の話の本しか呼んでいないのでしょうかねぇ…

例によって

予備校の休み時間に黙々と読んでいたら、知人連中の空気がどんどん引いてゆくのを感じました。

まぁ、

興味があったらどうぞ読んでください。
ちなみに、リンクから買ったとしても僕には一円の利益もでませんから、お近くの書店or図書館でどうぞ。